Blog

制作と日々のこと

2023 – 2024

2024/01/09

前回のブログを書いてから8ヶ月、ついに新年を迎えてしまいました。
遅ればせながら明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

2023年もあまり発信ができず反省も残りますが、ありがたいことに、つい目の前のことばかりに没頭してしまう程、たくさんのお仕事に関わらせていただきました。プロフィールにも少し書いていますが、私はSHIKIとしての活動以外に会社組織にも所属しておりまして、そちらでも忙しく動いた1年でした。
どのお仕事も自分の精一杯が出せる様にと必死になっていたら1年というのは本当にあっという間で、振り返ってみるとあのお仕事も2023年だったのか。。!と驚いています。

ここはSHIKIのブログなのでその目線でお話しをすると、SHIKIとしての活動についてはたくさん頭を悩ませた1年でもありました。
SHIKIでいただくご依頼は多岐にわたります。ウェブサイト制作、アプリデザイン、名刺、カード、ロゴ、パッケージデザインなど、いろいろなご依頼があります。とても嬉しい反面、ご依頼の幅が広がれば広がるほどクオリティの担保やスケジュール調整の難易度がどんどん上がりました。
そんな中でも根気強く一緒に考え、駆け抜けてくださるお客さまの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。

そこで2024年は、もう少し私がお客さまをリードできる場面を増やせたらと思っています。
とは言え経験値で言うとまだまだ足りないものが多すぎますので、私にできることと言えば、お客さまの事業や思いを知る(学ぶ)こと、準備をすること、そして考えること。今年はそこへの工夫をより大事にする一年にできればと思っています。

年が明けてすぐに、ご依頼やご相談を数件いただきました。昨年は無かったことで、とても驚きました。
私というクリエイターの存在を認めてもらっているかの様で、本当に嬉しくて、そして緊張もしています。

先述の通り、これからより一層ひとつひとつの制作を深めていきたいと思っているところで、しかしその方法も手探りになるかと思います。時にはご希望に添えない場合もあるかと思いますが、今年もまたひとつでも多くの制作に関われる一年にしたいと思っています。

ご相談など、いつでもお気軽にご連絡くださいませ。
お問い合わせ

イベント参加について

そして今年は、お仕事だけでなくイベントにも積極的に参加したいと考えています。ありがたいことにお声がけいただいているものがいくつかありますが、直近ではこちら。

熊本 WordPress Meetup

5年ぶりに開催される熊本のMeetupに登壇者として参加することになりました。

− WordPress Meetupとは

WordPressのコミュニティによる勉強会です。世界中でたくさんのユーザーを持つWordPress。オープンソース(無償で公開されたプログラム)であるWordPressの開発は、日々世界中のユーザーによって支えられています。
WordPressのコミュニティイベントは情報交換や勉強の場として世界各地で精力的に行われています。
熊本WordPress Meetupもそのひとつ。日々WordPressでサイト制作をしている人はもちろん、ビギナーの方やこれから使ってみたい(運営したい)という方、誰でもウェルカムな場所です。

今回私は『Web制作2年目の私がブロックテーマを作成してみた話』というタイトルでお話しします。
タイトル通り、まだまだ「駆け出し」感の抜けない私ですが、だからこそ感じるブロックテーマの面白さについてお話しできればと思っています。

  • ブロックテーマを使用してサイトを制作したお仕事の面白さや苦労話
  • ︎「ノーコード制作」を想起させる最新WordPressテーマについて

と言った内容でお話しすることになりそうです。これからWordPressでブログとかサイト作ってみたいな、なんて方にもおすすめの内容。途中、ブロックエディタを触りながらデモサイトを作る行程なんかもお見せできればと思っています。

今回たまたま私は登壇者として参加させていただきますが、Meetupはあくまでも参加者みんなで一緒に学びましょう、というスタンスの勉強会。なので私も皆さんからたくさん学ばせてもらう意気込みです!

制作者として長年活躍されている方が、熊本だけでなく各地からいらっしゃる予定も。
他の参加者の方々とお話しする事で学べる良い機会でもありますので、熊本やお近くにお住まいのWordPressユーザーさん、ぜひぜひご参加お待ちしています!

————————————————————————
熊本WordPress Meetup

日時:2024年1月20日(土) 14:00 〜 16:00
場所:未来会議室 下通店 EventBox4
参加費:無料

[参加申込]
https://www.meetup.com/ja-JP/kumamoto-wordpress-meetup/events/297975704/
————————————————————————

ちなみに2月に神戸であるWordCampKansaiでの登壇も決まっています。同じくブロックテーマについてお話ししますが、熊本と神戸では少し内容を変えてお話し出来ればと、準備中・・・!

フルサイト編集

2023/04/30

ブログに書きたいことも、実績ページに載せいたいお仕事も山積みですが、ついつい自分のことってあとまわしになりますよね。数ヶ月前に「タスクがなくなることはないので、やりたいことは優先してするべきだよ」という言葉を聞いて妙に納得したのたのですが、それを今朝ふと思いだし、4月が終わる前にブログを書いています。

さて今日は、ウェブ制作者らしく少し裏っ側のお話しもします。ただ、このブログのテーマは「制作に関わらない人にウェブ制作を身近に感じて欲しい」だったりするので(初めて明らかになる事実)、その視点でのお話しができればと思います。

はじめてのFSE

年明けからとあるサイト制作のお仕事に関わらせていただいていたのが、今月公開となりました。そちらでついに手を出したのが、タイトルにある「フルサイト編集(FSE・・・Full Site Editing)」のテーマ*の作成でした。

WordPressを利用している方は聞いたことがあるかもしれません。ウェブサイトをWordPressで直感的にデザイン・構築していくことができる機能。いわゆる「ブロックエディタ」でページを全て構築していく仕組みで、そのFSEテーマをオリジナルで作成するというものでした。
*テーマ・・・WordPressのテンプレートのようなもの。ベースとなる枠組みです

FSEのメリットは?そもそもWordPressって?

FSEのテーマを採用する利用者側のメリットは一番に「自由で直感的にサイトを制作できる」ということです。
そもそも「WordPressって何?」というところから少しお話しすると、「ブログツール」と説明するのが適当かと思っています。管理画面から気軽にブログを更新できるのがWordPressの最大のメリットです。
その際にページの構成やビジュアルの見せ方に広がりを持って表現できるのが、ブロックエディタなのです。従来のツールでは文字を少し大きくしたり色を変えたり、写真を貼り付けたり、そうやって工夫しながらブログは更新されてきましたが、ブロックエディタだともっと自由な配置や表現を楽しめるのです。

もちろん従来の方法で作成されたテーマでも、ブロックエディタを使用することは可能でした。しかしそれでは直感的に編集できなかった部分までさらに編集が可能になったのが、FSEなのです。
ブロックエディタの特徴を最大限に活かすプラットフォームがFSEのテーマ、という認識を私は持っています。

FSEのテーマを採用するということ

少し制作者側のお話をすると、FSEが開発されてからは少し経ちますが、まだまだFSEテーマの構築方法に関する情報は少なく(特に日本語では)、安定性も不安な状況が続いていました。
ただ今後の需要が高まることは明らかで、さらに国内の有名テーマ作家さんもFSEのテーマをリリースし始めている流れもあり、今回初めてFSEのオリジナルテーマを作成することにしました。

ちなみに、作成することにしましたと申しておりますが、私は実は個人での活動だけでなく会社に所属して制作をしている側面もありまして、そこで関わったお話しなのです。先述の通り、参入者が少ないけれどこれから必要になっていく技術に一人で挑戦する(ましてやお仕事に採用する)ことはハードルが高いので、知見や技術のある先輩方と共にこうして新しいことに関われるのはありがたいことです。

FSEテーマを作成してみて

FSEのテーマを作成してみて、結論から申し上げると、FSEのテーマ作りはなかなか楽しく挑戦しやすいかも、ということ。準備されたプラグイン*を利用すると、オリジナルでテーマが作れてしまいます。これはコーディングなどの特別な知識がなくても、好きなデザインでサイトを構築できちゃうかも!ということで、いわゆる「ノーコード化」が現実的に見えてきている感覚が。
*プラグイン・・・機能を拡張するソフトのこと

つまり私たちの様なサイト制作を生業としている人たちにとっては脅威でもあるのですが、そのお話はここでは置いておき、、利用者がサイトの運営により深く踏み込んでいくきっかけになるのは良いなあと感じます。

サイトは成長する

ウェブサイトは作って終わりではなく、コンテンツを更新しながら育てていくのが大切なことであり、そして楽しみにもなると思っています。SNSでの発信が主流になっている今、ウェブサイトの立ち位置は変わりつつあり、そして明確にもなっている気がします。

お店を育てる様に、成長するサイトを目指してその土台作りをするのが私たち制作者のお仕事。そして成長する過程も共に歩んで行けたら嬉しいなと、思いながら制作する日々です。
そこに欠かせない「更新」の作業に選択肢が増えるって良いですよね。私がWordPressでの制作を選ぶいちばんの理由です。

最後に

めずらしくまじめなブログになりました。自分の知識の整理のためにも、こういったお話をブログにする機会もこれからは増やしていきたいな。(お客さまに伝える「ブログ更新がんばりましょう!」の言葉に説得力を持たせるためにも・・・)
また読みにきていただけると嬉しいです。

最後は癒しの一枚。いつもの散歩コースにて。
今月もお疲れ様でした^^

1周年

2023/02/20

ずいぶん久しぶりの投稿になってしまいました。

先日2月14日は「SHIKI」として個人事業を開業し1年の記念の日でした。それを機に、このサイトを少しリニューアル。気分を新たにまた1年、がんばっていきたいと思います。

1年を振り返ると本当に充実した日々でした。改めて数えてみたところ、関わらせていただいたウェブサイトは12、名刺の制作は4、DM1、冊子1、パンフレット1、パッケージ1、ロゴ3でした。(ご納品済のお仕事のみ)
実績が無く何ができるか不透明な私に、本当にたくさんの方がお声掛けくださり、中にはリピートしてご依頼くださる方もいらっしゃいました。そのほとんどが元々ご縁のあった方で、私という人間を信頼してくださってのご依頼。沢山の優しさや強さに背中を押していただいた1年目でした。関わってくださる皆さま、本当にありがとうございます。

そして今少しずつ、そのご縁が広がりを見せ始めています。2年目も新たな出会いと共に充実した日々となりそうで、とても楽しみです。

1年目のデスク。日々ここでPCと睨めっこしています。制作環境もアップデートしていきたい。

ただ後悔していることもあり、それはこちらのサイトをほとんど更新できていないこと。目の前のことにただただ必死な1年でした。どんなものを作っているか、どんな風に作っているか、2年目はもう少し発信していけたらと思っています。インスタグラムの更新も、がんばりたいな。。

今月中に制作物のページも更新したいと思っています。
よければまた覗きに来てください。

我が家の庭

2022/03/19

1ヶ月ほど前の写真ですが、我が家の庭のしだれ梅が今年もきれいに咲いたので、こちらにも。

厳しい寒さの中、ぼんやりと柔らかな輪郭をした花がぽっと咲く様子は本当に美しい。
この日は朝の光に照らされて、みずみずしく、特に輝いて見えました。

very very slow magazine

2022/01/27

お届け物って嬉しい。ちょっと奮発したコスメ、思い入れのある絵、好きなアーティストのアルバム。しかし友達からのお届け物が届く喜びに勝るものはない。しかもそれが、その子が時間をかけて作ったものとなったら尚更。

高校の同級生のひろみちゃんが作った「very very slow magazine」の第一号を送ってもらいました。
ひろみちゃんの文章を読んでいるといつの間にか入り込んで風景や人を鮮明に思い描いたり、生活の中でそれをふと思い出したりするから不思議なんだけど、その体験がまた出来るとなってここ数週間とても楽しみにしていました。

第一号は、ゆっくりと書いた(向き合った)その時間の流れまでも感じられる様な、何度も読みたい素敵なzineでした。インタビュイーへの愛が溢れてしまうのをそっと抑えて、その魅力を丁寧にじっくりと私たちに伝えてくれます。
そしてひろみちゃん自身の経験を通して伝えられる言葉に、背中も押してもらえたり。

先日、大好きな方が「(何事も)やはり、愛ですね」とおっしゃっていて、それが毎日頭の中でリピートされていたのだけど、このzineを読んで私も「愛だなあ」と繋がったのでした。
zineそのものもとても素敵なデザインで、それもきっとひろみちゃんだからこそ生まれた、愛あるものなのだろうな。素敵なzineをありがとう!

very very slow magazine
https://veryveryslow.theshop.jp/

(沢山送っていただいたので、読みたい方はお声がけ下さい^^)

珈琲花坂

2022/01/22

昨年の11月初旬。朝6時に博美さんの運転するヴァナゴンが迎えに来て、みんなで福岡へ向かった。深い青と赤が混ざり合い紫色の光が神秘的に輝く空にドキドキした。

年々内容が充実するPegのZINE。今回初の試みであり、完成が全く想像つかなかったのが対談ページでした。
対談は博美さんと、福岡の名店「珈琲花坂」店主の花坂英和さん。音楽好きの2人が選んだ題材は「レコード」について。

 

私も福岡へ行くと、必ずと言って良い程訪れる「珈琲花坂」。ネルドリップで丁寧に淹れられた珈琲はもちろん、花坂さんとの会話も楽しみのひとつ。その距離感は何とも言えない塩梅で、とても心地の良い珈琲店です。

Pegさんのこと

2022/01/14

今朝、外の温度計を見ると-5°と表示されていました。どうりで起きれないわけです。
熊本の冬も、実はとても冷えます。

 

年末にこのサイトを公開してから、少しずつですが制作物を掲載しています。その中のひとつ、PegさんのZINE制作は今年で3年目になりました。

制作にまつわるエピソードもお話ししたいのですが、今日はPegさんの日頃のお店の様子をチラリと。。

私も足繁く通っている大好きなお店。オーナーシェフである博美さんの料理は、まるでアートです。

新しい年

2022/01/04

2022年が始まりました。
このブログをご覧下さっている数少ない皆さま、節目を共に迎える事が出来嬉しく思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始は家族と阿蘇で過ごしました。2021年は我が家にとって、そして私にとって、大きな変化の年となりました。その変化を経て「楽しい」とか「嬉しい」を感じられる日々の尊さを実感しています。

まだまだ何かと不安もある世の中ではありますが、2022年は「楽しい」や「嬉しい」を自ら作る一年にしたいと思っています。
せっかくこんなにも素晴らしいもの、場所、取り組みが身近にあふれているから、それらを少しでも多く、適切な場所に、正しくお伝えするお手伝いが出来るよう、一生懸命頑張ります。

 

そしてこのサイトももっと、見応えのあるものにしていかなければなりませんね。
もしかすると、既にちょこちょこと覗きに来てくれている方もいらっしゃるかもしれないし(という希望)、制作物をご覧いただける様早めに準備します。お餅ばかり食べている場合ではありません。

はじめまして

2021/12/31

はじめまして、松村安希子と申します。
熊本市を拠点にフリーランスのウェブデザイナーとして活動しております。

2021年最後の日、このサイトをひっそりと公開しました。

思い入れを感じられるものや、取り組み、そして人であふれる日々を目指しています。
じっくりとお話しする中で、共感の輪が広がるものづくり。デザインを通してお手伝いが出来ることが、ひとつでもありますと幸いです。

このサイトでは、制作物と、その背景についてご覧いただきながら、時々、私のたわいもない日常にもお付き合いいただけますと嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

写真は11月のはじめ。朝4時に起きて、とある撮影へ向かう車中から見た朝焼。
私の初めての制作物のご紹介は、この撮影にまつわるZINEのご紹介になりそうです。
(年明け1月上旬頃にご紹介しますので、よろしければまたお越し下さいね。)